2014年11月12日 公開
(株)荒井組|東京都大田区
【業種】 建築工事
【倒産形態】 弁護士一任
【負債総額】 26億2,100万円内外(25/8期末)
特別情報東京版(H25.9.19、H26.8.7)で既報の当社は11月4日、債務整理を中山 司朗弁護士(エルネスト法律事務所、東京都渋谷区恵比寿西1-17-1 えびす第1ビル7階、TEL 03-6277-5236)に一任した。負債総額は平成25年8月期末時点で26億2,100万円内外となっている。
明治42年5月に創業した老舗の建築工事業者。商業ビル、ホテル、マンション、病院、介護施設から神社仏閣まで、多方面に豊富な建築実績を持ち、バブル期には40億円内外の年商を計上していた。しかし、バブル崩壊と共に業績は下降線をたどり、平成16年に主要取引先であった東芝タンガロイ(株)(現・(株)タンガロイ)が東芝グループから独立すると同社からの受注がなくなり、より一層厳しい状況に追い込まれていった。
打開策として平成19年4月に岡山県浅口市のかんぽの宿(現・逢照山ホテル)を取得し、平成20年5月には京急蒲田駅西口付近に櫻楓ホテルを新設するなど、ホテル事業に参入して巻き返しを図った。しかし、そのホテル事業も軌道に乗らず、平成21年12月には東京都が櫻楓ホテルを差し押さえると、この頃より支払いの遅れが表面化するようになった。その後、櫻風ホテルや倉庫を売却し、平成24年11月には本社不動産の一部も売却するが、支払いの遅れは解消されず、平成25年9月から平成26年4月にかけて、逢照山ホテルに対して仕入れ業者が相次いで抵当権を設定した他、代表の自宅不動産にまで抵当権を設定した業者まであった。
更に今年5月には東京都大田区が川崎支店に差し押さえ登記を設定すると、翌6月には解除されたものの同月中に川崎市が追加差し押さえを登記するなど、この時、既に万策尽きた感があった。
業種 | 建築工事 |
倒産形態 | 弁護士一任 |
所在地 | 東京都大田区西蒲田7-36-7 |
設立 | 昭和18年8月 |
創業 | 明治42年5月 |
従業員 | 32名 |
代表者 | 荒井 喜良 |
資本金 | 9,353万6,000円 |
年商 | 8億円内外(25/8) |
負債総額 | 26億2,100万円内外(25/8期末) |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2014年08月07日
2013年09月19日
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