2010年9月1日 公開
(株)ビルド|福岡市
【業種】 マンション販売
【倒産形態】 事業停止、弁護士一任
【負債総額】 8億円内外
特別情報福岡版No.20541(H22.5.11)等で既報の当社は、8月31日に事業を停止し、事後処理を原 直義弁護士(東京フレックス法律事務所、東京都新宿区四谷1-20 玉川ビル3階、TEL 03-3353-3521)および藤井 鉄平弁護士、冨樫 剛弁護士、伊藤 毅弁護士の計4名に一任した。今後は清算手続きを含めた法的手続きを検討中との事。当社は平成9年6月に法人化した後発のマンションデベロッパー。当初は販売代理を中心とした展開であったが、徐々に実力を付け、近年では自社開発の分譲マンション「ファンテージ」シリーズを手掛けていた。しかしながら、サブプライムローン問題以降の業界全体の環境悪化から販売不振や金融機関の融資姿勢硬化による資金調達難に見舞われていた。最近では鹿児島市で手掛けた「ファンテージ加治屋レジスト(総戸数51戸)」も銀行以外の金融機関からの資金調達でプロジェクトを進行させた経緯がある。また、同物件は今年3月に竣工を迎えたものの極度の販売不振に陥っており、そのため施工した大内田建設(株)(北九州市、今年6月倒産)に対しての6月末期日の手形決済が注目されていた。その後、事業を継続していたものの、対外的信用は失墜、営業環境は一向に好転せず、再建のメドも立たないため今回の事態に至った。
業種 | マンション販売 |
倒産形態 | 事業停止、弁護士一任 |
所在地 | 福岡市中央区大名2-9-35 |
設立 | 平成9年6月 |
代表者 | 野津原 誠彦 |
資本金 | 1,000万円 |
年商 | 4億6,771万円(H21/3) |
負債総額 | 8億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2010年5月11日
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