2013年9月25日 公開
(株)レモール|大阪市
【業種】 看護師用品、子供服通信販売
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 134億円内外
特別情報大阪版「関西地区注目企業」(H23.1.5)、「ジャッジメント」(H23.4.26)、繊維情報(H21.5、H23.5)、大阪地区情報会(H24.7、H25.2)他で既報の当社は、9月24日付で大阪地裁に民事再生手続開始申立を行い、同日同地裁より保全命令を受けた。申立代理人は山形 康郎弁護士(弁護士法人関西法律特許事務所、大阪市中央区北浜2-5-23、TEL 06-6231-3210)他、仁平 勝之弁護士(東京市谷法律事務所、東京都新宿区市谷本村町3-26、TEL 03-5206-7273)他。監督委員は延澤 信博弁護士(延澤法律事務所、大阪市北区西天満6-1-12、TEL 06-6312-3053)が選任されている。現時点で判明の負債総額は134億円内外(金融債務88億円内外、一般債務45億円内外、労働債務1億円内外)となっている。なお、債権者説明会は10月2日(水)13時30分~15時30分、大阪市中央公会堂大集会室(大阪市北区中之島1-1-27、TEL 06-6208-2002(代表))にて開催される。起源は昭和29年設立、靴下製造業者のヨネダ靴下(株)。レッグ商品製造を大手ブランドメーカーの下請けとし、長年にわたり行っていたが、業況低迷にリンクし採算が悪化、私的整理に追い込まれた。その後、平成3年3月に設立していたものの、一時休眠状態を経て平成8年6月に奈良県御所市を事業拠点として創業。以後、ナース向け用品や出産・育児用品の通信販売を手掛け、平成23年3月期には256億円内外の売上高を計上するまでに成長していた。ただ、急成長の裏に大量の商品在庫を抱え、輸入の為替リスクのためデリバティブ取引を行っていたが、円高の進行により多額の損失が発生。取引先に対する支払い遅延なども聞かれる状況下にあった。大手商社等より債権・動産譲渡登記設定などで支援を取り付け、金融円滑化法の利用による資金繰りでしのいでいたものの、3月には再度取引先への支払い遅延が発生。平成25年3月期も26億円内外の赤字決算を余儀なくされ、4期連続赤字。債務超過は拡大の一途をたどり、8月30日には(株)ベルーナ(東証1部)に対して、同日設立の看護師通販事業を継承する(株)アンファミエ(大阪市西区、安野 雄一朗代表)の譲渡を実施した。しかし、その後に売却代金の債権者への配分や返済条件をめぐり、債権者間での調整が難航。私的整理を模索していたものの、大口債権者からの同意が得られず、今回の事態に至った。
業種 | 看護師用品、子供服通信販売 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 大阪市西区北堀江1-1-18 登記上 奈良県御所市池之内363 |
設立 | 平成3年3月 |
創業 | 平成8年6月 |
従業員 | 82名 |
代表者 | 米田 保伸 |
資本金 | 4,000万円 |
年商 | 200億1,000万円内外(25/3) |
負債総額 | 134億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2011年1月5日
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