2013年10月16日 公開

(株)マルエー｜沖縄県

【業種】 衣料品小売り
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 17億7,500万円内外

10月15日、那覇地裁に民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は与世田 兼稔弁護士（弁護士法人与世田綜合法律事務所、那覇市泉崎2-21-3-2階、TEL 098-855-8688）。なお、債権者190名内外に対して負債総額は17億7,500万円内外が見込まれる。当社は、昭和42年に衣料品小売業の「栄町オリタ」として個人創業、昭和49年3月に(株)マルエーの商号にて法人化を果たした。沖縄県北部地区1店舗、中部地区6店舗、南部地区5店舗、更に宮古島や石垣島にも店舗を構え、15店舗で沖縄県内全域をテリトリーに婦人服から子供服、紳士服や雑貨小物まで幅広く品ぞろえし、低価格商品販売を強みに主婦層を主力販売先に営業基盤を確立。平成12年2月期にはピークとなる52億円台の売上高を上げていた。しかし、その後は県外大手衣料品店の進出などが相次ぎ、商品の品ぞろえや価格面などの競合激化で売り上げは落ち込み、平成25年2月期の売上高は31億1,700万円内外まで低下していた。加えて、バブル期での積極出店も裏目となり、収益改善のため人件費をはじめとした経費削減などに取り組んできたが、借入金負担は重く厳しい経営状況を余儀なくされていた。10月21日にも債権者集会を開き、債権者との協議を行い債務カットを含めた再建計画を策定する。