2013年11月26日 公開
豊洋土建(株)|大分県
【業種】 総合建設
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 12億円内外
11月25日、大分地裁中津支部に破産手続開始を申し立てていたが、11月26日に破産手続開始決定を受けた。申立代理人は山本 洋一郎弁護士他3名(弁護士法人山本法律事務所、大分県中津市豊田町6-3 山本ビル、TEL 0979-24-4321)。破産管財人は西畑 修司弁護士(西畑法律事務所、大分県中津市殿町1431-2、TEL 0979-26-0300)。負債総額は債権者92社に対し、流動的ながら12億円内外が見込まれる。現代表の義父、重松 保氏が大正15年3月に個人創業。県北地区老舗の建設業者で昭和21年7月に法人化。大分県他官公庁を受注先に公共土木工事を得意とし、民間発注の一般建築工事を加え、福岡県豊前市内に支店を置くなど積極的な営業展開で実績を重ねピーク時には20億円以上の売り上げを計上。しかし、バブル経済崩壊以後の長引く不況により公共工事、民間設備投資は急速に減少、その影響を受け平成20年5月期以降は10億円を割り込んでいた。この間、平成13年には(株)青木建設発注のダイハツ中津工場造成工事に絡み9,000万円内外の大口焦げ付きが発生。平成22年10月、本社所在地の社有不動産を第三者に売却するなど有利子負債の軽減を試みたが、業績悪化に歯止めが掛からず、平成25年5月期には年商4億8,000万円内外まで大幅に減収。売り上げを上回る有利子負債を抱えていたことから、資金繰りに変調をきたし、今回の事態となった。
業種 | 総合建設 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 大分県中津市大字上如水1327-1 登記上 大分県中津市上如水1327-1 |
設立 | 昭和21年7月 |
創業 | 大正15年3月 |
従業員 | 19名 |
代表者 | 畑迫 強 |
資本金 | 2,000万円 |
年商 | 4億8,000万円内外(25/5) |
負債総額 | 12億円内外 |