2013年12月11日 公開
旭正(株)|山梨県
【業種】 観光ホテル経営
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 15億7,000万円内外
12月9日付で東京地裁に民事再生手続開始を申し立て、同日付で保全命令及び監督命令を受けた。申立代理人は鈴木 成之弁護士(東京都港区虎ノ門1-15-12、TEL 03-3502-6419)、監督委員は上野 保弁護士(東京都港区虎ノ門1-1-20、TEL 03-3501-2356)が選任されている。負債総額は債権者70名内外に対し15億7,000万円内外(うち金融債務は15億6,000万円内外)。12月13日午前11時より当社が経営するホテルで債権者説明会を開催し、今後はスポンサーを見つけて再建していく方針。当社は、「富士美華ホテル」という観光ホテルを経営。111の客室全てが山中湖、もしくは富士山を一望出来るという抜群のロケーションの他、カニ・ステーキ・すしの食べ放題プランも人気を集め、東南アジアを中心とした外国人観光客の利用が目立った。平成21年には温泉の湧出に成功し、景色を見ながらの天然温泉も特長としていた。東日本大震災前の平成22年5月期の年商は3億8,000万円内外を計上したが、震災後の海外からの観光客激減もあり、平成24年5月期は3億3,500万円内外まで落ち込み、赤字決算となった。平成25年5月期は売上高を回復させたものの、連続の赤字決算により債務超過に陥っていた。設立当初からの借入金負担が重く、厳しい資金繰りが続き、ここにきて自力再建を断念した。
業種 | 観光ホテル経営 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 山梨県南都留郡山中湖村山中195 |
設立 | 平成18年8月 |
従業員 | 34名 |
代表者 | 高橋 昌兵 |
資本金 | 2億円 |
年商 | 4億5,000万円内外(25/5) |
負債総額 | 15億7,000万円内外 |