2014年2月25日 公開
(株)イー・エル・テクノ(有機ELパネルのベンチャー)|福岡市
【業種】 電気照明器具製造
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 14億円内外
発行ダイオード(LED)に次ぐ照明として注目されている有機ELパネル開発製造のベンチャー企業(株)イー・エル・テクノは2月19日、東京地裁から破産手続開始決定を受けた。破産管財人はト部 忠史弁護士(東京都港区虎ノ門4-3-1、TEL 03-5408-6160)。大手メーカーの開発担当者であった技術者を中心として設立したもので、熊本県産業技術センターとの共同開発も行い、熊本事業所も開設していた。有機EL照明パネルの組み立てまでの製造を目的に、地元大手企業や投資ファンドなどからの出資も受け、平成23年には大型投資により熊本県合志市に工場を設置するなど積極的な展開を図る計画であった。しかし、試作品なども含めた実働が始まったが、思惑通りの展開とはならず、売上面も低迷、当初の開発に絡んだ設備投資、研究開発費などの負担が重く、資金繰りに支障を来し今回の事態に至った。負債総額は14億円内外が見込まれている。
業種 | 電気照明器具製造 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 福岡市早良区百道浜3-8-33 福岡システムLSI総合センター内 |
設立 | 平成22年4月 |
創業 | 平成22年4月 |
従業員 | 12名 |
代表者 | 豆野 和延 |
資本金 | 5億1,742万5,000円 |
年商 | 6,000万円内外(25/3) |
負債総額 | 14億円内外 |