2014年6月19日 公開
廣済堂開発(株)、他2社|東京都中央区
【業種】 ゴルフ場
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 160億4,200万円内外(3社合計)
6月18日、当社は関係会社の(株)千葉廣済堂カントリー倶楽部(東京都中央区銀座3-7-6、登記上:千葉県市原市寺谷666、同代表、昭和38年11月設立)及び(株)廣済堂埼玉ゴルフ倶楽部(東京都中央区銀座3-7-6、登記上:埼玉県秩父市堀切136、同代表、平成22年2月設立)とともに東京地裁へ民事再生手続開始の申立を行い、同日保全及び監督命令を受けた。申立代理人は西村 國彦弁護士(東京都千代田区内幸町1-1-7、TEL 03-5511-4400)他3名。監督委員には岡 伸浩弁護士(東京都港区西新橋1-5-8、TEL 03-6257-1037)他2名が選任されている。負債総額は、当社が債権者500名内外に対し86億8,700万円内外、(株)千葉廣済堂カントリー倶楽部が債権者2,800名内外に対し48億6,900万円内外、(株)廣済堂埼玉ゴルフ倶楽部が債権者1,400名内外に対し24億8,600万円内外で、3社合計で160億4,200万円内外。東証1部上場の(株)廣済堂グループの不動産管理として昭和41年3月に設立したが、しばらくしていったん休眠状態となっていた。昭和59年4月にグループが保有するゴルフ場の経営を目的に事業を再開。国内で「ザ ナショナルカントリー倶楽部」(静岡県富士宮市)の他、廣済堂レディスゴルフカップの開催で有名な「千葉廣済堂カントリー倶楽部」(千葉県市原市)、「廣済堂埼玉ゴルフ倶楽部」(埼玉県秩父市)の3カ所のゴルフ場の運営を手がけ、平成24年3月期の売上高は17億0,800万円内外を上げていた。ゴルフ人口の減少や客単価の下落などから、近時の業績は赤字決算が続いていた。この間、不採算だった海外ゴルフ場の売却を進め、平成21年3月期には最終赤字24億円内外を計上、それ以降も多額の最終損失が続き、平成24年3月期末で26億円内外の債務超過となっていた。なお、当社同様廣済堂の100%子会社だった関係会社2社もゴルフ場関連事業を手がけていたが、千葉廣済堂カントリー倶楽部は平成24年3月期で売上高8,400万円内外、最終赤字600万円内外、債務超過21億円内外、廣済堂埼玉ゴルフ倶楽部は平成24年3月期で売上高6,800万円内外、最終利益3,400万円内外にとどまっていた。すでに数年前より、専門家の間では(株)廣済堂傘下のゴルフコースをまとめて売却する案件が一人歩きしていた。そして、当社のグループ会社への貸付金も重荷となる中、廣済堂グループの中期経営計画に基づき、平成25年3月27日付で当社の米海外子会社2社を含む5社を、特定目的会社の富士合同会社(横浜市西区)へ総額26億円内外で売却する旨の契約を締結した。しかし、その後も預託金の返還請求が多数なされるなどしたことから、今回の措置となった。
業種 | ゴルフ場 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都中央区銀座3-7-6 |
設立 | 昭和41年3月 |
創業 | 昭和41年3月 |
従業員 | 101名 |
代表者 | 守谷 牧 |
資本金 | 1億円 |
年商 | 17億0,800万円内外(24/3) |
負債総額 | 160億4,200万円内外(3社合計) |