2014年6月25日 公開

(株)プリマ｜沖縄県

【業種】 酒類販売
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 13億5,700万円内外

6月24日、那覇地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は阿波連 光弁護士（弁護士法人ひかり法律事務所、那覇市前島2-9-13、TEL 098-941-0660）他1名。債権者数は173社(名)内外に対して負債総額は13億5,700万円内外が見込まれる。当社は昭和49年7月に比嘉 勝秀と弘子夫婦により創業、昭和51年1月に法人化した。創業当初はアメリカ直輸入の台所用品を販売していた。その後、イタリアなど海外有名ブランドの婦人服や雑貨販売を手掛けていた。平成5年にペリー酒類販売(株)の債務を含む経営権を取得し、酒類販売「酒のアルテック」の経営も手掛け、酒類を主体に食品、婦人服など沖縄県中南部を中心に事業を展開。平成16年3月期にはピークの売上高51億円台を達成するが、主力の酒類販売では大手スーパーやコンビニなど価格競争激化で売り上げは減少傾向で、厳しい経営を余儀なくされ、平成18年以降は沖縄県中小企業再生協議会の支援の下、不採算店舗の閉鎖などで再建を図るが、平成25年12月期の売上高は15億6,000万円内外まで落ち込み、収益面も8期連続で赤字を計上、2億3,400万円内外の債務超過に陥っていた。加えて、平成20年12月及び平成26年4月に取引先より、動産譲渡登記が設定されるなど動向が注目されていたが、ついに今回の事態に至った。