2014年7月4日 公開
(株)一関カントリー倶楽部、他1社|岩手県
【業種】 不動産賃貸
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 89億5,300万円内外(2社合計)
(株)一関カントリー倶楽部と、関連会社の大地商販(有)(岩手県一関市萩荘字黒木2-8、佐藤 友吾代表、資本金300万円)は、6月30日までに東京地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は大川 康平弁護士(大川法律事務所、東京都中央区八重洲1-7-15 大川ビル、TEL 03-3274-2571)で、負債総額は、当社が債権者5,667名に対し86億7,800万円内外、関連会社の大地商販(有)が債権者96名に対し2億7,500万円内外、2社合計で89億5,300万円内外が見込まれている。元々「一関カントリークラブ」の運営を目的に設立し、昭和63年にはホール数を18ホールから27ホールに増設するなど、積極的な営業展開を行っていた。しかし、景気の悪化と共に業績が低迷し、収益面も赤字基調となって財務内容も劣化。そのため、平成17年1月に大地商販(有)を設立し、ゴルフ場運営を含めた事業を移し、当社はゴルフ場関連の不動産賃貸業者となり、売上高も5,000万円内外まで縮小していた。一方、経営を移譲された関連会社の大地商販(有)も、過年度の設備投資による借入金により経営がひっ迫したことで売り上げも3億円以下にとどまり、債権の大半はサービサーに譲渡。また、ゴルフ人口の減少が顕著な中、冬季は雪のため営業出来ない期間もあるなど、厳しい環境にあった。この状況下で東日本大震災が発生したことで更に業績が低迷し6月末、ついに資金ショートが発生し、今回の事態となった。現在、事業は継続しているものの、早急に新たなスポンサーを募りたいとしている。なお、債権者集会は10月14日を予定している。
業種 | 不動産賃貸 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 岩手県一関市萩荘字黒木1-4 |
設立 | 昭和53年4月 |
創業 | 昭和53年4月 |
従業員 | 1名 |
代表者 | 東 道男 |
資本金 | 6,100万円 |
年商 | 4,900万円内外(24/12) |
負債総額 | 89億5,300万円内外(2社合計) |