2014年7月11日 公開
(株)きむら食品|新潟県
【業種】 包装餅製造
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 49億3,357万円
特別情報東京版(H26.7.9)で既報の当社は7月11日、新潟地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は山崎 良太弁護士(東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内パークビルディング、TEL 03-5223-7790)他。監督委員には高野 泰夫弁護士(新潟市中央区西堀通四番町259-58 西堀青藍館601、TEL 025-224-9504)が選任されている。昭和24年創業、昭和29年1月に(株)木村商店として法人化した包装餅製造会社。昭和30年12月に商号を木村食品工業(株)へ、平成7年7月に現商号へと変更している。燕市に本社・工場を置き、東京都豊島区、大阪府吹田市に支店を、札幌市白石区、名古屋市中区、福岡市博多区に営業所を配し、「うさぎもち」で知られる包装餅、冷凍米飯、白玉餅などを製造、切り餅業界第3位の知名度で平成17年8月期の年商は80億円を超えた。しかし、以降の業績は減収基調を強いられていた。大手との競合から業績は収支トントン程度の低空飛行が続き、設備投資に伴う財務負担も重かった模様。平成25年3月期(平成23年より決算期変更)の年商は57億3,706万円にダウンしていた。この間、平成25年4月には越後製菓(株)(新潟県長岡市)より、切り餅の側面にスリットを入れる特許を侵害しているとして45億円に上る損害賠償請求訴訟を起こされたことも経営の足かせになっていた。そうした中、3月31日付で木村 茂会長が辞任した他、メーンバンクは4月・5月に動産譲渡登記を設定。更に6月には債権譲渡登記もセットで行うなどの動きが見られ、資金動向に注目が寄せられていた中、今回の措置となった。
業種 | 包装餅製造 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 新潟県燕市吉田東栄町14-33 |
設立 | 昭和29年1月 |
創業 | 昭和24年 |
従業員 | 195名 |
代表者 | 木村 金也 |
資本金 | 4,800万円 |
年商 | 57億3,706万円(25/3) |
負債総額 | 49億3,357万円 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2014年7月9日
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