2014年9月4日 公開
くりこま杉(協)|宮城県
【業種】 製材
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 35億円内外
8月8日、仙台地裁古川支部へ破産手続開始申立を行い、8月25日に破産手続開始決定を受けた。破産管財人は斉藤 睦男弁護士(ひろむ法律事務所、仙台市青葉区大町1-2-1、TEL 022-223-2905)が選任されている。負債総額は債権者7名に対し35億円内外が見込まれ、大半は金融債務。地元木材業者8社が平成2年9月に共同出資して設立した製材卸売業者。商社などを販売先に杉材を主原料とした「くりこま杉」の販売などを行い、平成12年5月期には14億円超の売り上げを計上し、高額の最終利益も確保。しかし、設備投資による資金負担や、設立当初の高額赤字分により財務は債務超過に転落していた。以降は景況悪化の影響もあって、再び赤字基調へと陥り、自力再建を断念。平成16年11月1日に民事再生手続開始を申し立てた経緯がある(平成20年10月6日終結)。再生手続終結後も競合激化や景況悪化から業績の回復には至らず、不採算事業から撤退するなど再建を図っていたが、資金面のひっ迫度合いは高まり、ついに平成21年3月31日には事業を停止していた。
業種 | 製材 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 宮城県栗原市鶯沢袋島巡44-7 |
設立 | 平成2年9月 |
創業 | 平成2年9月 |
代表者 | 代表理事 大場 隆博 |
資本金 | 出資総額 20万円 |
負債総額 | 35億円内外 |