2025年3月26日 公開
東証スタンダード上場のシステム開発H社~株主が会長と社長の解任を提案|特別情報
長期にわたる株価の低迷などを理由に株主1名が会長および社長の解任などを求める株主提案をしている。当社の前身企業は平成10年5月にインターネットを利用した各種情報提供サービス業務、商取引およびシステム構築業務を目的に設立された。14年10月に新設分割により当社が設立されると、代表取締役会長にX氏が、代表取締役社長にY氏が就任した。16年12月に大証ヘラクレスに上場した際の売上高は8億円であったが、オンラインゲームの普及とM&Aにより20年12月期に100億円の大台に乗せた。25年12月期に8億円まで落ち込んだものの、30年12月期には300億円を超えるなど、ヒット作の有無で売上高は大きく変わってくる。積極的なM&Aで従前のコンテンツ事業に加えてITサービス事業やアセットマネージメント事業に参入し、令和5年12月末現在で連結子会社26社、持分法適用関連会社1社となった。しかし、M&Aが必ずしも増収にはつながらず、採算面も直近10期中5期が最終赤字となるなど、業績は総じて冴えない状況が続いている。こうした中、3月28日開催予定の定時株主総会で、株主1名がX会長とY社長の解任を含むいくつかの株主提案をしてきた。理由は先に挙げた株価の長期低迷にある。平成29年に1株3,000円以上あったものが、令和7年1月には1株約250円と10分の1以下となっているのは経営陣が株主や株価を軽視してきた結果と断じている。M&Aについても、平成30年6月に70億円を投じて・・・
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