2025年2月26日 公開
東証プライム上場の商業施設等設計施工D社~新規借入懸念でGC疑義継続|特別情報
2月14日に令和6年12月期の決算を発表した。最終損益は4億7,900万円の赤字となり、株主配当は2期連続のゼロ(無配)とする。金融機関との取引が正常化したとは言えないとしてひきつづき決算短信にはゴーイングコンサーン(GC)の疑義が注記された。ただし、収益力はそれほど悲観すべき状況でもなさそうだ。営業利益は2億33百万円(前期比49.3%減)と表面上大きく落ち込んだが、これは販管費として社内の制度変更に伴う費用6億9,900万円を過年度分を含めて一括計上したことによるもの。内訳は「振替休日買取に係る賃金支払い」として5億9,700万円、「永年勤続退職金」として1億0,200万円。昨年8月末に就任したX社長以下新経営陣がコンプライアンス強化を進める一環で、振替休日の買取制度や65歳まで勤務することを確約した従業員に対する永年勤続退職金の制度を改めることにしたという。この6億9,900万円の費用計上がなければ、単純計算で営業利益は9億3,200万円(前期比102.6%増)となり、当初業績予想として掲げてきた8億円をクリアしていたことになる。また、最終赤字になったのは、特別損失として・・・
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