2024年11月20日 公開
東証プライム上場のゼネコンK社~大型プロジェクトで追加損失、来春中計発表へ|特別情報
11月12日に中間決算を発表した。営業損益は68億円の赤字となり、税負担などから最終赤字は145億円に膨らんだ。通期の業績予想も見直し、2期ぶりの最終赤字となる。ただし、期末配当予想は14円から変更しない。懸案の都内の超高層タワーマンション建築工事は来年8月に竣工する予定だが、「コストについて蓋然性が高く見通せる状況になったことを受けて、考えうるリスクを織り込ん」だとして、中間期で工事損失引当金繰入額を含む131億円の損失を追加で計上した。同タワマンに係る損失は、工期遅延の違約金等を含め、令和4年3月期以降の累計で757億円と異例の規模に達している。この結果、9月末の自己資本比率は12.5%と3月末より4.5ポイント低下した。一方、有利子負債は1,437億円と3月末より635億円も増加した。営業キャッシュ・フローが778億円ものマイナスとなり、借入の増加で資金繰りをつないだ。枠に余裕があったコミットメントラインを472億円実行したほか、163億円追加で借りた計算になる。つまり・・・
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