2024年9月26日 公開

(株)マ・メール｜大阪府大阪市住之江区

【業種】 子供服卸売り
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 23億7,800万円

9月24日付で東京地裁に民事再生手続開始を申し立て、同日付で監督命令を受けた。申立代理人は岡野 真也弁護士（岡野真也法律事務所、東京都中央区日本橋本石町3-1-2 ＦＯＲＥＣＡＳＴ新常盤橋5階、TEL 03-6804-8388）他5名。監督委員には井上 裕明弁護士（半蔵門総合法律事務所、東京都千代田区二番町3-5 麹町三葉ビル4階、TEL 03-3239-0011）が選任されている。負債総額は申立時点で23億7,800万円。

昭和53年4月に設立し、高級ブランドである「ＦＥＮＤＩ」などの子供服や雑貨などの輸入販売、卸売りの他、百貨店などに自社店舗「マ・メールショップ」を構え小売業も併営していた。平成17年7月期には29店舗まで拡大し、平成20年7月期の売上高は21億円を超え、一時期は株式上場を目指していた。

しかし、リーマン・ショックによる個人消費の落ち込みで業績は急激に悪化し、平成20年10月には取引金融機関へ借入金の返済猶予を申し入れた。当社側も不採算店舗の撤退や人員リストラなど経費削減に努め、なんとか黒字回復するなど復調の兆しが見えてきた。　昨今の新型コロナウイルスまん延による消費行動の縮小により、集客が困難になると令和5年7月期に売上高は5億7,000万円まで減少。更に円安による仕入れコスト上昇の影響もあり、今回の措置を選択した。

なお、営業は継続されており、スポンサーには東証スタンダード上場の(株)ＫｅｙＨｏｌｄｅｒ（法人番号：1010001110481、東京都渋谷区）が手を挙げ、9月24日付で基本合意書を締結している。