2024年8月30日 公開
(株)スプレッド|京都府京都市下京区
【業種】 レタス生産
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 39億9,920万円(4/9期末)
8月26日付で京都地裁に民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は河本 茂行弁護士(河本総合法律事務所、京都市中京区烏丸通三条下ル 大同生命京都ビル8階、TEL 075-231-3101)他2名、監督委員には拾井 美香弁護士(京都総合法律事務所、京都市中京区河原町二条南西角 河原町二条ビル5階、TEL 075-256-2560)が選任されている。負債総額は令和4年9月期末時点で39億9,920万円。
関西圏で修業してきた現代表が設立。水耕栽培でフリルレタスやプリーツレタスなどのレタス生産に注力し、平成19年7月には生産工場である亀岡プラントが完成、翌年に本格稼働する流れとなった。レタス生産のノウハウを生かし、いちごの量産化にも着手するなど事業の新たな柱を構築すべく営業活動を行っていた。販売先は大手スーパーを中心に形成し、平成22年3月期の売上高は1億円程度だったが、平成24年3月期では5億円に到達するなど順調に推移していった。
しかし、生産工場への設備投資が重くのしかかる他、損益面でも億単位の赤字を計上するなど長らく財務面はぜい弱な状態が続いていた。平成30年3月期には債務免除益により資産超過に転じ、売上高も12億円に到達したが、赤字体質への脱却といかなかった。
令和4年8月には第三者割当増資を実施し40億円の資金調達に成功。しかし、令和4年9月期(決算月変更)では24億円の特別損失の影響から32億円の最終赤字を計上した。今年4月には老朽化した亀岡プラントにおける生産を一時中止すると発表。受注が縮小する中で資金面のひっ迫が加速し、今回の措置を選択した。
なお、スポンサー候補には複数の企業が手を挙げているとされる。
法人番号 | 5130001026596 |
業種 | レタス生産 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 京都府京都市下京区中堂寺粟田町93 KRP6号館 |
設立 | 平成18年1月 |
代表者 | 稲田 信二 |
資本金 | 4億7,000万円 |
負債総額 | 39億9,920万円(4/9期末) |