2024年5月29日 公開

(株)レッド・プラネット・ホテルズ・ジャパン｜東京都港区

【業種】 ホテル経営
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 22億0,200万円

特別情報東京版（R2.11.4、R3.9.2）で既報。5月28日、東京地裁へ破産手続開始を申し立て、同日、破産手続開始決定を受けた。負債総額は22億0,200万円。このうち、18億3,200万円は親会社の(株)メタプラネット（法人番号：3010401091543、東証スタンダード上場、所在地：同所）向け。

平成23年11月設立のホテル運営業者。(株)フォンツ・コアファンクションの商号で(株)フォンツ・ホールディングス（現・(株)メタプラネット）の連結子会社として設立。平成25年に親会社がタイの民間企業、レッド・プラネット・ホテルズ・リミテッドの傘下となり、当社は現商号に変更した。

東京、名古屋、札幌、沖縄などで「レッドプラネット」のブランド名で6店舗のホテルを運営し、インバウンド需要を取り込んだ令和元年12月期の売上高は18億3,516万円を計上した。一方、同期は多額の減損損失を計上し、債務超過に転落した。
翌期以降は新型コロナウイルス感染拡大により宿泊需要が消失したことでホテルを順次閉鎖し、令和4年12月期の売上高は3億0,506万円まで減少した。この間、取引先への支払い遅延が発生するなど資金繰りの悪化が表面化。最近は「ホテルロイヤルオーク五反田」の1店舗の運営のみにとどまっていたが、これをグループ企業のウェン東京(株)（法人番号：3010403028717、所在地：東京都港区）に譲渡し、今回の措置となった。