2024年5月14日 公開
丸伸建設(株)|山形県村山市
【業種】 建築・土木工事
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 22億円
特別情報仙台版(H22.4.5、H22.6.30、H22.10.8、H23.9.30、H24.1.5、H24.8.29、R4.7.7、R5.2.27、R5.9.28)および仙台情報会(H23.3.10、H23.9.9、H24.12.11、R5.1.26、R5.7.28、R6.1.26)で既報。5月10日までに事業を停止し、事後処理を水上 進弁護士(水上進法律事務所、山形市緑町1-6-8、TEL 023-633-1159)他1名に一任、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は約22億円が見込まれている。
昭和45年1月に創業、昭和48年7月に丸伸鉄工建設(株)の商号で設立した土木・建築工事業者。当初は鉄骨工事を中心に手掛けていたが、昭和60年2月に現商号に変更を行い、業務を徐々に建築工事にシフトし、公共工事のハコモノ受注の他、一般住宅の建築工事まで手掛け、更に不動産業、タクシー事業や介護福祉業にも進出した。しかし、景気後退の影響もあって平成に入ると利益面は低調で推移し、赤字を頻発する中、一部仕入れ先に対する支払い遅延や係争案件を抱え、東日本大震災後の復興特需で、平成30年3月期は最高売り上げとなる31億6,200万円超と計上するも利益面の改善は進まず薄利での営業を余儀なくされていた。
その後、同業他社との競合激化で減収をたどり、コロナ禍による影響も大きく売り上げは10億円台まで後退。コロナ関連融資を利用する中、県外受注にも注力し令和5年3月期の売り上げは23億円超まで回復を見せた。しかし、資材や人件費高騰の影響が大きく、同期は1億円を超える赤字を計上し長期未収金のうわさが流れる中、支払いトラブルも発生していた。そのため、タクシー業や不動産業から撤退するとともに資産売却などによる再建を進めていたが、資金繰りが限界に達し今回の事態となった。
(※「○」と表記しておりますが、正しくは「木へん」に竹冠とその下に「剪」から「刀」を除いた字です)
法人番号 | 8390001009135 |
業種 | 建築・土木工事 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 山形県村山市大字○山1170※ |
設立 | 昭和48年7月 |
創業 | 昭和45年1月 |
従業員 | 24名 |
代表者 | 渡辺 信一 |
資本金 | 4,000万円 |
年商 | 23億6,291万円(5/3) |
負債総額 | 22億円 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2012年08月29日
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