2024年4月12日 公開

(株)ヘルスウェイ｜東京都台東区

【業種】 健康食品販売・宿泊施設経営
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 13億円

4月4日に東京地裁から破産手続開始決定を受けた。破産管財人には高木 裕康弁護士（東京丸の内法律事務所、東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル225区、TEL 03-3213-1081）が選任された。負債総額は債権者約300名に対し約13億円が見込まれている。

平成元年12月設立の食品販売業者。添加物を使用しない健康食品を多彩に品ぞろえし、首都圏を中心に宮城県や福岡県に出店した店舗で、イベントなどを開催して顧客を増やしてきた。福島県いわき市では宿泊施設「壱番館いわき倶楽部」を併営し、各地で対面販売に注力しながら業容を拡大。平成14年9月期は19億円以上の売り上げを上げていた。

以降は同業他社との競争や商品サイクルの変化によって売り上げは漸減をたどり、令和元年9月期の売り上げは約11億9,000万円まで後退。その後はコロナ禍が到来したため、健康食品の対面販売と宿泊施設は休業を余儀なくされて業況は一変し、令和3年9月期の売り上げは約5億円まで落ち込んだ。その後、今年1月に前代表の前野 晃一郎氏が逝去したため、2月に入ってからは店舗を閉店して事業を停止していたが、3月に東京地裁から志甫 治宣弁護士（三宅・今井・池田法律事務所、東京都新宿区新宿1-8-5 新宿御苑室町ビル5階、TEL 03-3356-5251）が仮代表に選任されて、今回の措置に至った。