2024年1月22日 公開
明和ベンディクス(株)|埼玉県川口市
【業種】 印刷
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 11億7,000万円(5/6)
特別情報東京版(R2.10.30、R4.11.29)、特別情報北関東版(R2.11.6、R2.12.4、R4.12.6)で既報。1月9日に事業を停止し、さいたま地裁へ破産手続開始を申し立て、1月10日付で同地裁より破産手続開始決定を受けた。申立代理人は実方 賢二弁護士(信和総合法律事務所、東京都千代田区神田駿河台2-3-13 鈴木ビル3階、TEL 03-6275-0430)他1名、破産管財人には井本 大輔弁護士(弁護士法人長島法律事務所、さいたま市浦和区高砂3-12-9 農林会館4階、TEL 048-822-2147)が選任されている。負債総額は令和5年6月期時点で約11億7,000万円(令和2年に6月期に決算期変更)。
昭和47年3月創業、昭和51年9月設立の印刷業者。昭和59年9月に株式会社へ組織変更を経て平成6年5月に現商号に変更。平成18年11月に東京都豊島区から現在地へ本店を移転した。飲料自動販売機の見本に使用される、樹脂にフィルムをかぶせて商品デザインを印刷したダミーサンプルのパイオニアで、蛍光灯で商品を光らせるアンダーライト方式のサンプル缶を開発。自販機サンプルの印刷を主体とする他、自動販売機周辺部材、POP、各種広告や製品パッケージなどの企画製造なども手掛け、さまざまなニーズに応え業容を拡大。大手飲料メーカーなどに販路を構築し平成17年3月期には42億円を上回る売上高を計上していた。
しかし、近年は自動販売機市場の低迷や、液晶パネル式自販機の増加などを背景に、自販機関連の受注は振るわず利益面も低調に推移していた。近時は令和2年3月期売上高が10億5,000万円まで落ち込み、2期連続の大幅赤字計上で債務超過が拡大していた。そうした中、自社の印刷ノウハウなどを生かした新事業や、松戸工場の閉鎖などで収益改善を目指したが奏功せず、借り入れ負担も重くのしかかる中、資金繰りも悪化し、返済リスケなどでしのいでいたが、ついに事業継続を断念し今回の措置に至った。
なお、関連で同所のベステクス(株)(法人番号:2010401074796、業種:合成樹脂の成形材料卸、所在地:同所、設立:平成2年9月、代表者:同代表、資本金:4,000万円)も連絡が取れにくいとされている。
法人番号 | 2030001080210 |
業種 | 印刷 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 埼玉県川口市上青木1-21-6 |
設立 | 昭和51年9月 |
創業 | 昭和47年3月 |
従業員 | 16名 |
代表者 | 只野 和広、他1名 |
資本金 | 1億円 |
負債総額 | 11億7,000万円(5/6) |