2023年10月18日 公開
東証プライム上場の建設コンサルタントQ社~不正会計が横行|特別情報
10月10日付で特別調査委員会による調査報告書を公表し、不正会計が横行していたことが明らかになった。不正会計の舞台となったのは連結子会社のX社。東京国税局の定期税務調査で発覚したもので、案件ごとに予算を管理する者による原価の付け替えが行われていたことが判明した。最初に行われたのは平成30年3月のことで、動機は協力会社からの支払いの前倒し請求によるものであったが、次第に常態化していく。ちなみに、当社では売上の計上基準を令和3年9月期までは完成基準、4年9月期から進行基準に変更している。調査委員会は予算管理経験者を対象にアンケートを実施した。1回目のアンケートは3年10月から5年6月までの期間を対象とし、406名のうち196名(約48%)が原価の付け替えを行ったことがあると回答している。件数にして2,357件、金額にして原価合計7億3,889万円に上る。2回目は2年9月から3年9月を対象とし、424名のうち120名が付け替えを行ったと回答、件数は855件で金額は2億8,843万円であった。また、付け替え以外に1回目のアンケートでは83件の売上の先行計上が、2回目のアンケートでは5件の先行計上が判明している。過年度の連結財務諸表に与える影響は・・・
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