2023年5月24日 公開
東証プライムの自動車部品メーカーQ社~再建策不透明で株価急落|特別情報
令和5年3月期の決算が発表され、株価が急落している。決算発表日である15日の終値は221円だったが、16時に決算が発表されると翌日は売りが止まらず159円で引けた。昨年11月の時点で赤字になることは公表されていたが、着地の営業赤字額はその時点より21億円拡大し、147億円に達した。4期連続最終赤字の結果、自己資本比率は7.7%に低下。決算短信での企業存続リスクに関する記述はこれまで「重要事象等」にとどまっていたが、今回は正式な財務諸表上の注記に格上げされ、今期の業績予想も「非開示」となるなど、重大な局面を迎えている。業績予想を非開示とした理由は不振の北米(米国、メキシコ)地域の構造改革など、抜本的な経営再建策を検討しているため。令和5年3月期のセグメント別損益で、日本は黒字転換し、欧州も赤字が縮小したが、北米は188億円の赤字と前の期より赤字幅が67億円も拡大した。既存の中期経営計画は効果を上げておらず、すでに・・・
続きを読むには特別情報の会員申込みが必要です。
詳細は小社までお問合せください
特別情報とは
「倒産してからでは遅い」という声をよく聞きます。
たしかに与信管理や審査では事前の兆候について社内外からの幅広い情報収集は不可欠ですが、現実にはなかなか容易ではありません。
実は東京経済の「特別情報」は、独自の取材ルートと確かな実績で長年にわたり金融機関・総合商社をはじめとする審査のプロたちから一目置かれています。
審査マンの心強いパートナーとして、「特別情報」のご活用をお勧めします。
詳しくはお気軽にお問合せください。
無料お知らせメール登録
債権・動産譲渡登記リスト、問合せ集中ランキング、特別情報が更新されたことをお知らせするメールサービスを実施しております。 メールサービスの登録は無料です。お気軽にお申込み下さい。