2023年2月28日 公開

(株)ダイナミクス｜東京都中央区

【業種】 飲食店運営
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 112億3,100万円内外

2月25日に事業を停止し、2月27日に東京地裁へ破産手続開始を申し立て、同日に破産手続開始決定を受けた。申立代理人は飯塚 陽弁護士（ＴＭＩ総合法律事務所、東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー23階、TEL 03-6438-5511）他7名、破産管財人は清水 祐介弁護士（ひいらぎ総合法律事務所、東京都港区西新橋1-6-13 柏屋ビル3階、TEL 03-6205-7655）が選任されている。負債総額は112億3,100万円内外。

平成13年にお好み焼き屋「いっきゅうさん」の店舗で創業、平成15年3月に(株)秀インターワンの商号で法人化した飲食店業者。同社の飲食店事業を承継するかたちで平成29年3月に当社を設立し、平成29年4月に事業を承継。投資ファンド主導により事業を展開していた。冒頭に上げたお好み焼き「いっきゅうさん」をはじめとして、日本酒居酒屋「きさらぎ」、焼き鳥店「鳥二郎」などの運営を手掛けていた。関西地区を中心に四国、関東地区へ出店し、一時はＦＣ店を含めて100店舗を超えるまでに拡大。最盛期となる令和元年5月期の売上高は77億5,300万円内外を計上していた。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大による来客店の減少により、令和4年5月期の売上高は14億9,300万円内外まで落ち込んだ。経費負担がかさんだことで大幅赤字となり債務超過に転落。その後の事業縮小に加えてリストラなどを進めたが、資金繰りは限界に達し、今回の措置となった。