2022年11月11日 公開
続報/(株)セントラルシティ|神戸市中央区
【業種】 不動産売買
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 55億円内外
令和3年10月7日付本情報で既報。令和3年9月22日付で事業を停止し、債務整理を弁護士に一任していたが、今年10月31日付で神戸地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は矢形 幸之助弁護士(矢形法律事務所、神戸市中央区元町通6-1-6、TEL 078-360-1222)。負債総額は申立時点で55億円内外。破産債権の届出期間は12月2日まで、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年2月1日午前11時。
昭和33年5月に設立した不動産売買業者。マンションや商業施設、オフィスビルなどの仕入れ販売を手掛け、価値を高めるためのリノベーション工事や優良テナントを確保する事業スキームを構築し、収益性の高い不動産に再構築して売却する手法を得意としていた。また、所有不動産により賃貸収入を得る他、神戸市中央区でビジネスホテルを運営。京阪神地区および東京都をエリアとし、大型受注があった令和元年5月期には売上高196億円内外を計上していた。
しかし、その後は新型コロナウイルス感染拡大の影響で物件の動きが低調となる中、大型案件の受注が大幅に減少し、令和2年5月期の売上高は20億円内外まで急減。積極的な不動産取得の一方で、時にノンバンクなどから高金利で資金調達していたこともあり、大幅な赤字を強いられていた。
こうした中、所有不動産の売却を進めていたが、売却価格に折り合いが付かない事態も発生するなど資金繰りが急速に悪化。先行き見通しが立たないことから、既に事業を停止していた。
なお、8階建ての本社「セントラルシティ神戸三宮駅前第1ビル」は現在外壁工事中および3階から6階は内装工事中で空きテナントが散見され、近隣に所在する「セントラルシティ神戸三宮駅前第2ビル」は平日の昼間にも関わらず、いまだシャッターが下りたままの状態となっている。
業種 | 不動産売買 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 神戸市中央区加納町3-1-26 |
設立 | 昭和33年5月 |
代表者 | 阪本 晃 |
資本金 | 9,000万円 |
年商 | 20億円内外(2/5) |
負債総額 | 55億円内外 |