2022年10月4日 公開
(株)アンフィニB&F(旧商号・(株)ヴィノラム)|東京都中央区
【業種】 輸入ワイン卸
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 10億0,634万円(2/2期末)
特別情報東京版(R2.7.14)で既報の(株)アンフィニB&Fと関連会社の2社は9月14日、東京地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には舩木 秀信弁護士(りべる総合法律事務所、東京都中央区日本橋茅場町3-12-2 ASKビル7階、TEL 03-3249-1081)が選任されている。負債総額は10億0,634万円(令和2年2月期末時点)。破産債権の届出期間は10月12日まで、財産状況報告集会の期日は12月8日午後2時30分。(株)アンフィニB&Fは9月まで(株)ヴィノラムの商号で事業を展開していた。関連会社は以下の2社。(株)アルキュミア(法人番号:9010001178363、業種:ワインバー経営、所在地:同所、設立:平成28年9月、代表者:同代表、資本金:500万円)、(株)アロム(法人番号:3010001142754、業種:ワイン小売店経営、所在地:同所、設立:平成23年10月、代表者:同代表、資本金:1,000万円)。
平成12年11月設立のワイン輸入卸業者。日本人女性初のソムリエの野田 宏子氏を共同創業者としてフランスワインやカリフォルニア産ワインの輸入販売を手掛けていた。高級ホテルや飲食店などへの販売の他、ワインショップ「アロムヴェール神楽坂店」「アロムヴェールザ・ペニンシュラ東京店」やレストランも運営していた。輸送時から温度を一定に保つための定温輸送コンテナを開発するなど、行き渡った品質管理も評価を受けて販売を拡大。平成24年2月期には売上高18億1,800万円内外を計上していた。
しかし、平成25年には野田氏が死去。影響力が落ち込む中、近年は経営幹部などの人材流出も発生。こうした中で令和2年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響も本格化し、令和3年2月期売上高は3億9,000万円内外まで落ち込み債務超過に陥っていた。その間、金融機関から動産譲渡登記も設定されるなど、資金面の変調が表面化した。今年7月14日には別会社へ事業を譲渡、(株)アンフィニB&Fは今回の措置となった。
業種 | 輸入ワイン卸 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 東京都中央区日本橋富沢町10-19-1003号 |
設立 | 平成12年11月 |
創業 | 平成12年11月 |
従業員 | 8名 |
代表者 | 梅原 茂順 |
資本金 | 3,000万円 |
負債総額 | 10億0,634万円(2/2期末) |