2022年8月30日 公開

(株)ノーフォール｜千葉県佐倉市

【業種】 婦人靴製造小売り
【倒産形態】 破産手続開始申立
【負債総額】 10億3,000万円内外

8月22日、千葉地裁佐倉支部に破産手続開始申立を行った。申立代理人は石井 和男弁護士（石井・岡村法律事務所、東京都港区虎ノ門4-1-9 ロイクラトン虎ノ門5階、TEL 03-3436-0502）。負債総額は金融債務を主体として10億3,000万円内外。

平成12年2月設立の婦人靴製造小売業者。自社ブランド「ゴシップ」「チコリ」を扱い若年層をメーンターゲットとした靴の製造や小売りを手掛けていた他、カジュアルウエアブランド「サンゴ」も扱っていた。首都圏を中心に「ＮＯＦＡＬＬ」「ｓａｎｇｏ」「ｆｌｉｃｋａ」の店名で多店舗展開していた他、専門店向け卸やアパレルメーカーからのＯＥＭ受注も併営。平成26年8月期には売上高19億9,000万円内外を計上するなど、平成27年1月には21店舗まで拡大していた。

しかし、以降は市況低迷の影響などから減収となって利益を圧迫。苦戦を強いられていた。合理化の一環として不採算店舗の閉鎖を進め、近時は9店舗まで縮小。令和3年8月期売上高は9億円内外まで落ち込んでいた。こうした中、今年に入っての急速な円安の影響によって仕入れコストが上昇し収益性が更に悪化。先行きの見えない状況が続いていた中で資金繰りは更にひっ迫し支えきれずに今回の事態となった。