2022年8月23日 公開
大伸産業(株)|宮城県岩沼市
【業種】 各種合板・部材製造
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 19億0,500万円内外
特別情報仙台版(H26.6.27、H27.7.3)で既報。8月19日に仙台地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は曽我 陽一弁護士(藤田・曽我法律事務所、仙台市青葉区大町1-2-1 ライオンビル5階、TEL 022-265-6644)が選任された。負債総額は19億0,500万円内外が見込まれている。
昭和49年3月の創業後、昭和53年8月に法人化した地場老舗の各種合板・住宅部材の製造業者。仙台市若林区に営業所、宮城県岩沼市と亘理町に工場を擁して業容を拡大しながら、東日本エリアを中心に営業基盤を構築してきた。平成19年7月期は売上高48億6,000万円内外を計上していたが、東日本大震災の津波で工場が被災し、平成23年7月期は売上高19億6,318万円、特別損失1億5,300万円内外、最終損失2億5,198万円の計上を余儀なくされた。
その後は東日本大震災事業者再生支援機構の支援を受けながら再建を図り、復興特需の恩恵も享受して平成24年7月期は売り上げを20億円台まで回復するも、減価償却費の負担が重くのし掛かり、平成26年6月に資本金を1億8,682万円から9,800万円へ減資した。平成26年7月期に繰越赤字額は4億5,800万円内外に達し、4,800万円内外の債務超過に転落してからは赤字経営が続いていた。
近年の売り上げは10億円以下の推移に落ち込む中、コロナ禍で店舗や住宅の改築工事が減少して令和3年7月期の売上高は4億9,100万円内外まで後退し、ウッドショックによる原材料費高騰も拍車をかけて採算が悪化。支えきれずに、事業継続を断念して今回の措置に至った。
業種 | 各種合板・部材製造 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 宮城県岩沼市空港南2-2-1 |
設立 | 昭和53年8月 |
創業 | 昭和49年3月 |
従業員 | 48名 |
代表者 | 平 忠孝 |
資本金 | 9,800万円 |
年商 | 4億9,100万円内外(3/7) |
負債総額 | 19億0,500万円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2014年6月27日
2015年7月3日
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