2022年8月10日 公開
映機工業(株)|兵庫県伊丹市
【業種】 映像機器販売
【倒産形態】 特別清算手続開始決定
【負債総額】 30億円内外
特別情報兵庫版(R2.11.26)で既報。7月20日に東京地裁より特別清算手続開始決定を受けた。負債総額は30億円内外と聞かれる。
昭和28年に創業、昭和29年に法人化した映像機器製造会社。商号の「映機」は映写機に由来するとされ、「EIKI」ブランドとして北米・ヨーロッパ、アジアに現地法人を設立。一時は16mm映写機において世界一のシェアを誇り、平成15年3月期には売上高113億円内外を計上していた。
しかし、その後は同業他社との価格競争の波にさらされ、景気悪化もあって受注が低迷。開発費などの経費がかさんだことで赤字を散発すると、平成24年には自社生産を終了して製造業から撤退し、国内販売も中止するなど経営合理化を図ってきた。
令和2年にはメーンバンクの債務の一部を保証協会が代位弁済するなど取引行との関係性について報じ、以降は返済リスケジュールを要請して再建に注力したものの奏功せず、令和3年3月期の売上高はわずか3億5,100万円内外にとどまっていた。
令和3年8月には国内アフターサービス業務を終了すると、令和3年12月に株主総会を開催して解散を決議。ここにきて今回の事態となった。
業種 | 映像機器販売 |
倒産形態 | 特別清算手続開始決定 |
所在地 | 兵庫県伊丹市寺本6-23 |
設立 | 昭和29年3月 |
創業 | 昭和28年 |
代表者 | 代表清算人 川端 清治 |
資本金 | 4,800万円 |
年商 | 3億5,100万円内外(3/3) |
負債総額 | 30億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2020年11月26日
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