2022年8月2日 公開
(株)グッドビリーヴ、他3社|大阪府摂津市
【業種】 物流サービス
【倒産形態】 弁護士一任
【負債総額】 77億円内外(4社合計)
特別情報大阪版(R4.2.14)「再建難航の訳」他、大阪支社情報会などで既報。7月31日付で事業を停止し、事後処理を石原 真弓弁護士(弁護士法人大江橋法律事務所、大阪市北区中之島2-3-18 中之島フェスティバルタワー27階、TEL 06-6208-1500)他に一任した。今後は破産手続開始申立に向かうもよう。なお、グループ会社の(株)グッドビリーヴホールディングス(法人番号:6010401121875、所在地:同所、代表者:同代表)、(株)ウィズキャリア(法人番号:6120001203088、所在地:大阪府摂津市、代表者:同代表)、(株)GBコールドライン(法人番号:5120001205779、所在地:大阪府摂津市、代表者:関 靖彦)も同様の措置となっている。負債総額は、同社が53億4,500万円内外、グループ全体で77億円内外となっている。
平成16年1月に現代表者が設立した運送業者。運送業務の請負から物流システムの運用改善などをトータルに手掛け、全国各地に拠点を開設。平成27年には持株会社制に移行するなどグループ規模を拡大。平成28年12月期には100億円を超える売上高を計上していた。
しかし、令和に入り、過去の倒産歴などさまざまな経歴を持つ人物らの介入により順調に推移していた事業運営も一気に綻(ほころ)びが見え始め、業容悪化とともに資金繰りも大きく狂う事態となり、令和元年の年末には取引金融機関にリスケ要請を実施したが、その過程で多額に及ぶ粉飾決算が発覚し対外信用は失墜していた。
その後、コロナ禍に入りバンクミーティング開催もままならない中、銀行団が納得できるような再建計画も示せず、足並みがそろわないままサービサーに債権売却して撤退した銀行も出始めるなど再建は暗礁に乗り上げていた。肝心の本業についても粉飾発覚による対外信用の低下で取引先の離散も相次ぎ、更にコロナ禍以降は荷動き鈍化に加え燃料、人件費高騰などの環境悪化が続いたことで事業継続もままならなくなり、再建への道筋が途絶えたことから今回の事態となった。
業種 | 物流サービス |
倒産形態 | 弁護士一任 |
所在地 | 大阪府摂津市鶴野3-3-20 |
設立 | 平成16年1月 |
従業員 | 84名 |
代表者 | 小野 良信 |
資本金 | 1,000万円 |
年商 | 25億円内外(3/12) |
負債総額 | 77億円内外(4社合計) |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2022年2月14日
特別情報とは
「倒産してからでは遅い」という声をよく聞きます。
たしかに与信管理や審査では事前の兆候について社内外からの幅広い情報収集は不可欠ですが、現実にはなかなか容易ではありません。
実は小社の「特別情報」は、独自の取材ルートと確かな実績で長年にわたり金融機関・総合商社をはじめとする審査のプロたちから一目置かれています。
審査マンの心強いパートナーとして、「特別情報」のご活用をお勧めします。
詳しくはお気軽にお問合せください。