2022年7月4日 公開
相馬建設(株)|福島県南相馬市
【業種】 土木・とび・土工工事、廃棄物運搬
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 14億3,000万円内外(4/3期末)
郡山支所情報会(H30.4.13、H31.1.18、R4.1.14)、US情報郡山版(H30.12.31、R4.2.28)、2019年版チェックリスト、特別情報郡山版(R4.2.16)などで既報。6月30日までに事業を停止し、事後処理を十河 弘弁護士(十河・渡部法律事務所、仙台市青葉区一番町2-11-12 プレジデント一番町306、TEL 022-212-1603)他に一任、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は令和4年3月期末時点で14億3,000万円内外。
除染業務の受注を主目的に平成24年4月に設立。平成25年5月には福島県郡山市にも営業所を開設し、ピークとなる平成28年3月期には28億7,400万円内外の売り上げを計上した。除染業務収束後は除染廃棄物の運搬や警備業務請負などにも手を広げたが、平成30年3月期では年商が19億円内外となった。平成31年3月期は更に12億1,000万円内外まで落ち込んだが、それまでの決算粉飾が表面化したことにより平成31年3月期で粉飾分の修正を余儀なくされ、特別損失として前期損益修正損8億9,400万円内外の計上があったため最終損益が12億2,800万円内外の巨額赤字決算となった。
それが原因で金融機関からの資金調達が困難となり、裏付のある大手ゼネコンなどからの代金回収見合いでの融資以外の資金手当てが難しくなった。令和4年2月期決算でも7,700万円内外の赤字計上があり、それまでの設備投資などで10億円を超える借り入れを既に抱えていたこともあって資金繰りが急速に悪化。事業継続が困難と判断し、今回の事態となった。
業種 | 土木・とび・土工工事、廃棄物運搬 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 福島県南相馬市原町区大甕字十日迫4 |
設立 | 平成24年4月 |
創業 | 平成24年4月 |
代表者 | 大内 健生 |
資本金 | 2,000万円 |
年商 | 5億7,200万円内外(4/3) |
負債総額 | 14億3,000万円内外(4/3期末) |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2022年2月16日
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