2022年7月1日 公開
アイコムズ(株)|福岡市中央区
【業種】 建築、内装工事等
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 35億3,500万円内外
特別情報福岡版(R4.3.30)で既報。7月1日、東京地裁に民事再生手続開始を申し立てた。負債総額は債権者37名に対し35億3,500万円内外。申立代理人は片山 裕二朗弁護士他5名(西村あさひ法律事務所、東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー)。
店舗建築を得意とし、企画からワンストップで提案する体制で、現代表の豊富な人脈を背景に受注基盤を形成し、平成27年3月期には年商10億円を突破。九州北部を中心にケンタッキーフライドチキンなど特命で受注するなど多くの取引先から重宝される存在となり、令和2年3月期にはピークとなる年商19億5,200万円内外を計上し、ウェルビス悠愛(株)(法人番号:3290001057025、福岡市南区、植木 理美代表 他1名、介護事業)と並ぶグループ中核へと発展した。
しかし、グループの象徴的な存在であるウェルビス悠愛(株)が民事再生手続開始を申し立て(3月1日付本情報号外他で既報)、同社を含めたグループ14社の行方に注目が寄せられた。事業継続中のグループ会社は一部を除き、ウェルビス悠愛(株)の申立代理人である西村あさひ法律事務所に委任し、事業の立て直しに乗り出していた。
こうした中、ウェルビス悠愛(株)の譲渡先である(株)アバンセコーポレーション(法人番号:2180001082002、名古屋市中村区)のオーナーが5月19日、新たにICOMS(株)(法人番号:6290001097605、福岡市中央区白金1-5-21、天野 修一代表)を設立。金融債務以外の債権債務を引き受け、アイコムズ(株)からICOMS(株)に事業譲渡することが決定し今回の措置となった。
なお、負債総額35億3,500万円内外のうち、金融債務が33億6,700万円内外で、うち10億8,000万円内外がグループ企業。一般債務はわずかとなっている。主要得意先、仕入れ先などには既に説明、了承済み。社員も全員が新会社に移籍した。
業種 | 建築、内装工事等 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 福岡市中央区白金1-5-22 |
設立 | 平成22年11月 |
創業 | 平成22年11月 |
従業員 | 39名 |
代表者 | 植木 理美、他1名 |
資本金 | 2,000万円 |
年商 | 17億9,500万円内外(4/3) |
負債総額 | 35億3,500万円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2022年03月30日
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