2022年6月8日 公開
東証プライムのスポーツジムI社~役員人事にオーナー会長が異議|特別情報
6月22日開催予定の定時株主総会において、取締役会の決議を経た取締役候補の議案に対し、当社の大株主でもある取締役会長のX氏が異議を唱え、一部別の候補者を立てる株主提案を行ったことで社内に動揺が走っている。米国のスポーツジムチェーンの日本におけるマスターフランチャイジーで、当社がフランチャイズ展開し、連結子会社が直営店を経営している。「24時間年中無休」「マシンジムに特化」「低価格」などをコンセプトに急成長を遂げ、店舗数は今年3月末で1,002に達している。創業メンバーであるX氏は資金面で当社を支え、不動産会社系のフィットネスクラブでの勤務経験がある現社長のY氏が実務面で当社発展に大きく貢献してきた。取締役会の決議は事前に当社の任意の諮問機関である指名報酬委員会の過半数による賛成意見を得ているが、その中にX氏の子飼いとされるZ取締役・監査等委員の再任が見送られた。Z氏はX氏が代表を務める不動産会社の総務部長を務めていた人物で、X氏に呼ばれて平成27年6月に当社取締役に就任している。指名報酬委員会によると、Z氏には「監査等委員である取締役としての責務に反する行動が垣間見られ」、「X氏を監督するどころか、X氏の利益を代弁または擁護する言動が見受けられる」という。指名報酬委員会は社外取締役を過半数とする5名以上の取締役で構成される。任意とはいえ、取締役会の決議などにも大きな影響力を持っており、特にX氏に対しては「当社の創業者であり、直接または間接に当社の過半数の株式を保有しているX氏は最も大きな影響力を有することから、当社の監査等委員である取締役は、X氏の職務を監督することが重要かつ基本的な責務の一つ」とまで言っている。Z氏の取締役・監査等委員の候補者見送りに対し・・・
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