2022年4月15日 公開
秦野工業(株)(旧商号・スピック(株))、他2社|神奈川県秦野市
【業種】 金属用金型製造
【倒産形態】 特別清算手続開始決定
【負債総額】 20億2,000万円内外(3社合計)
秦野工業(株)と関連会社の山口スピック(株)(法人番号:9250001006946、同所、同代表清算人、アルミ・同合金プレス製品製造、平成2年7月設立、資本金3,000万円)、(株)開発技研(法人番号:2021001022459、同所、同代表清算人、金型製造、昭和45年8月設立、資本金1,600万円)は4月1日、横浜地裁小田原支部より特別清算手続開始決定を受けた。負債総額は、秦野工業(株)が16億円内外、山口スピック(株)が2億8,000万円内外、(株)開発技研が1億4,000万円内外、3社合計で20億2,000万円内外。
昭和32年5月設立の金属用金型製造業者で旧商号はスピック(株)。金属部品や金型などの製造加工を手掛けていた。当初は自動車部品を中心に展開していたが、電子機器部品や建築資材部品などの取り扱いも開始し業容を拡大。平成11年4月期には売上高19億7,200万円内外を計上した。
しかし、バブル崩壊以降の景気低迷で業績は悪化。合理化を推進したものの、赤字を散発し債務超過が続いていた。こうした中、令和2年に入ると新型コロナウイルス感染拡大の影響によって受注は更に減少、業績は悪化した。
そのため、かながわ中小企業ファンドの支援によって事業再生の一環として令和3年3月に現商号へ変更するとともに会社分割によって新設したスピック(株)(法人番号:2021001071290、同所)に事業を譲渡。秦野工業(株)は令和3年10月31日開催の株主総会の決議によって解散した。事業は新会社によって継続している。
業種 | 金属用金型製造 |
倒産形態 | 特別清算手続開始決定 |
所在地 | 神奈川県秦野市曽屋字曽屋原125 |
設立 | 昭和32年5月 |
創業 | 昭和21年8月 |
代表者 | 代表清算人 齊藤 惠吉 |
資本金 | 6,000万円 |
負債総額 | 20億2,000万円内外(3社合計) |