2022年3月9日 公開
ジャスダック上場の専門商社Q社~株主提案の取締役を選任|特別情報
3月1日開催の臨時株主総会で株主が提案する取締役候補5名を選任した。X社が大株主として登場したのは令和1年9月のことで、債務超過寸前だった当社は翌2年9月にX社らを割当先とする増資を発表し、取締役1名を迎え入れることにした。しかし、払込期日直前になって当社は新株式発行の中止を発表、表向きの理由は新型コロナウイルスの影響で先行きが不透明になったとしているが、実際はX社の素性を懸念したためと見られる。その後、2年9月期決算で債務超過となるが、1年後の3年9月にY社らを割当先とする増資に踏み切り、3年9月期に債務超過を解消した。当社との資本業務提携を反故にされたX社は同年12月28日開催の定時株主総会で取締役6名の選任を求める株主提案をしたが、会社提案、株主提案の取締役候補がいずれも僅差の反対で否決されるという異常事態となった。これを受けてX社は2日後の12月30日に再び取締役5名の選任を求める株主提案をし、3月1日に臨時株主総会が開催された。選任されたのは前回の定時株主総会でも当社、X社双方が提案して否決された社長、Z取締役と、やはり否決された3名の候補者であった。当社が頑なにX社による株主提案を拒む理由は、X社側の取締役が過半数を占めることによって経営の主導権が握られ、X社との業務提携を強いられることにあった。早速、総会後の取締役会で・・・
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