2022年2月16日 公開
東証2部のフォーマルアパレルN社~筆頭株主が社長解任要求|特別情報
ここにきて当社の経営陣と筆頭株主であるX社との間で経営権をめぐる争いが起きている。X社は産業用機械の製造のほか、住宅関連事業としてログハウスの施工や家具の販売なども手がけているが、一方で企業買収により業容を拡大してきた。当社株式については令和3年4月から買付けをはじめ、6月末日には議決権ベースで19.2%まで買い進めた。X社は保有目的を「持分法適用関連会社化及び資本業務提携の交渉に際しての交渉力の強化」としており、当社を傘下に置くことが狙いだ。実はX社は買付けを始める直前に関連会社を通じて当社のY会長に業務提携を打診したが、シナジー効果は限定的だとしてY氏が積極的な姿勢を示さなかったという。当社は意に反して一方的に買い進めるX社を「不適切な者」と断定し、X社及びその関係者に対して買収防衛策を導入することを昨年7月30日開催の臨時株主総会で可決した。「不適切な者」と呼ぶ根拠として、平成29年2月にX社トップがジャスダック上場のZ社に対して行ったTOB(公開買付け)と令和3年1月にX社が行ったジャスダック上場のU社に対するTOBを例に挙げ、いずれも何らの事前連絡もない不意打ちだったと断罪した。一方、X社は「グリーンメーラー(対象企業の株式を大量保有して経営者に圧力をかけたりして高値で買い取らせる者)ではない当社(X社)を標的にした買収防衛策は不当だ」として、当社のV社長の解任とV氏を・・・
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