2022年2月14日 公開
やまきホテル(株)|新潟県佐渡市
【業種】 ホテル経営
【倒産形態】 弁護士一任
【負債総額】 11億円内外
1月27日に事業を停止し、事後処理を小田 将之弁護士(弁護士法人青山法律事務所、新潟市中央区学校町通一番町12 市役所前ビル5階、TEL 025-222-7788)に一任した。負債総額は11億円内外。
昭和21年創業、昭和31年設立のホテル運営会社。新潟県の佐渡島において昭和54年にコンベンションホールを備えた大型ホテル「両津やまきホテル」を新装。客室は92室と島内最大級の規模を誇り、加茂湖や両津湾を見下ろす高台に位置し、湖が望める眺望と秋津温泉の湯元として露天風呂などで知られ、平成5年3月期には22億円を超える売上高を計上していた。
しかし、以降は年々主力である関東方面から佐渡島への来島者は減少傾向となり佐渡観光は低迷。更に、宿泊料金の値下げなど競争激化を背景に減収傾向となり利益面も低調で推移していた。
そのような中、令和2年に入り新型コロナウイルス感染症拡大の影響で観光目的の来島者は過去最低となり、インバウンド需要の消失や集客の低迷で、令和3年3月期の売上高は5,000万円内外にまでダウンした。かねてより設備の増改築などにかかる借入金負担は重く、所有不動産には差押登記が付されるなど厳しい状況が表面化していたが、資金繰り悪化と長期化するコロナ禍に業況改善の見込みが立たず自主再建を断念、今回の措置に至った。
今後は未定ながら、事業再開を目指してスポンサー企業探しも視野に入れている。
業種 | ホテル経営 |
倒産形態 | 弁護士一任 |
所在地 | 新潟県佐渡市秋津66 |
設立 | 昭和31年2月 |
創業 | 昭和21年 |
代表者 | 山口 美津江 |
資本金 | 1,500万円 |
年商 | 5,000万円内外(3/3) |
負債総額 | 11億円内外 |