2022年2月1日 公開

(株)考建｜名古屋市名東区

【業種】 木造住宅建築・販売
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 35億9,100万円内外（3/6期末）

名古屋支社情報会（R3.3.18）、ＵＳ情報名古屋版（R3.5.31）などで既報。1月31日までに事業を停止し、事後処理を篠田 連太郎弁護士（名古屋市中区丸の内3-17-6、TEL 052-265-8515）に一任、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は令和3年6月期末時点で35億9,100万円内外だが今後変動する可能性がある。

平成10年2月に法人化。木造住宅の他、ログハウスなどの建築を手掛けてきた他、グループを通じて介護事業などにも参入するなどして受注基盤を築いてきた。静岡県や関東方面での受注活動も伝えられる一方で、近年の業績は同業者間の競争激化などもあって頭打ちとなっていた。更に令和元年にはＱＴＫＨＧ(株)（旧商号・(株)ＢＥＳＳ－ＺＥＲＯ、法人番号：5040001078969、東京都千代田区、令和元年8月2日付本情報号外で既報）に対して3億円内外の大口不良債権が発生、資金繰りへの影響が懸念されていた。

令和3年に入ってからは取引先が相次いで債権譲渡登記を設定するなど変調が表面化。今年に入ってからは取引先に対する支払い延期要請なども明らかとなり、1月20日以降は会社側との連絡も取りづらい状況が続いていた。