2021年7月20日 公開
フコク資材(株)|仙台市青葉区
【業種】 生コン製造用資材卸
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 24億円内外
7月20日に仙台地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は阿部 弘樹弁護士(ひろむ法律事務所、仙台市青葉区大町1-2-1 ライオンビル8階、TEL 022-223-2905)他2名。負債総額は24億円内外が見込まれている。
平成26年8月設立の生コン製造用資材卸業者。生コン製造用の砂利を中心に、石、骨材、砂などを品ぞろえして事業を展開。宮城県石巻地域や気仙沼地域のコンクリート(協)や、同地区各種工事を取りまとめているゼネコン筋に営業基盤を構築していた。宮城県気仙沼市や福島県楢葉町、東京都、岩手県岩泉町などに営業所や支店を設置し、各種工場や建設現場で排出される産業廃棄物(残土など)の処理を請け負い、同廃棄物の収集運搬から処理業者を経て生コン製造資材へのリサイクル事業にも対応して業容を拡大。ピークを迎える平成30年6月期売上高は29億円内外を計上した。
その後は震災復興関連の生コンプラントの稼働が終了して業績は低調に推移し、資材費高騰や人件費負担も重くのし掛かる経営の収益は圧迫されていた。令和2年6月期は売上高が25億8,900万円内外まで落ち込む中、新プラント建設期間中に発生した台風被害を特別損失として計上したため、1億6,000万円内外の最終損失を計上し、債務超過に転落した。以降は借入金が重荷となる中、コロナ禍でリサイクル事業の受注も減少の一途をたどり、支えきれずに自主再建を断念して今回の措置に至った。
業種 | 生コン製造用資材卸 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 仙台市青葉区本町1-13-22 仙台松村ビル7階 |
設立 | 平成26年8月 |
代表者 | 伊藤 裕規 |
資本金 | 5,000万円 |
年商 | 25億8,900万円内外(2/6) |
負債総額 | 24億円内外 |