2021年4月7日 公開

ジェイ・ビー・シーサービス(株)｜東京都杉並区

【業種】 ビルメンテナンス
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 11億8,000万円内外

4月2日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、同日監督命令を受けた。申立代理人は小笠原 耕司弁護士（小笠原六川国際総合法律事務所、東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル6階、TEL 03-5501-7215）他4名。監督委員には岩知道 真吾弁護士（銀座インペリアル法律事務所、東京都千代田区有楽町1-2-14 紫ビル6階、TEL 03-6807-3878）が選任された。負債総額は11億8,000万円内外が見込まれている。

昭和55年7月に東京クリーンサービスの屋号で清掃業を開始し、昭和59年10月に法人改組した。昭和60年より遊園地「としまえん」の清掃・メンテナンス業務を受託して業礎を確立後は、ビルメンテナンス業者などの買収を繰り返して業容を拡大。東京都内を中心とした関東一円で総合ビルメンテナンス事業を展開し、公園・運動場などの屋外施設や食堂などの受託運営も併営していた。ピークを迎える平成16年7月期売上高は21億4,800万円内外を計上した。

その後は同業他社への顧客流出や大口顧客の廃業などによって業績は低迷。令和元年12月期売上高は11億3,800万円内外まで落ち込み、令和2年3月には社有不動産が仮差押命令を受けるなど、資金繰りは悪化。今年2月に前代表が逝去したため、自主再建を断念して今回の措置に至った。