2021年3月1日 公開
(株)面川建機製作所|埼玉県川口市
【業種】 建設用金属製品製造
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 15億円内外
特別情報東京版・北関東版(H24.4.25、H24.5.7、H24.6.18)で既報。2月27日までに事業を停止し、事後処理を大澤 一隆弁護士(虎ノ門共同法律事務所、東京都港区虎ノ門1-8-11 5825第1ビル4階、TEL 03-3593-8961)他1名に一任、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は15億円内外が見込まれている。
昭和34年8月に創業し、昭和41年5月に法人化した建築用金属製品製造業者。サッシやドアを中心に、手すりや柱、パネル、カーテンウォール、タラップ、階段などの各種建築金物の製造を川口市内の2工場と福島県の工場で手がけていた。老舗の建築金属製品メーカーとして一定の評価を有し、オーダーメード製造に対応して他社と差別化を図り、ゼネコン向けに数多くの実績を積み上げてきた。公共施設や商業ビル、学校や病院など建築施設向けのスチール製を主体に、ステンレス、アルミ製なども手がけ、製品製作から取り付け工事までを一貫して行っていた。ピークを迎える平成20年9月期売上高は11億2,600万円内外を計上した。
その一方で工場建設などの設備投資に向けた借入金が膨らみ、年商を超える有利子負債が重くのし掛かる経営は余裕を欠いていた。また、業績は低調に推移し、令和元年9月期売上高は5億2,000万円内外まで落ち込み、債務超過が続いていた。その後、立て直しを図るべく、経費削減をはじめとした経営合理化を進めるも奏功せず、昨年からの新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きく波及して資金繰りがひっ迫。支えきれずに事業継続を断念して、今回の措置となった。
業種 | 建設用金属製品製造 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 埼玉県川口市東領家2-35-9 |
設立 | 昭和41年5月 |
創業 | 昭和34年8月 |
従業員 | 70名 |
代表者 | 面川 栄四郎 |
資本金 | 9,900万円 |
年商 | 5億2,000万円内外(1/9) |
負債総額 | 15億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2012年5月7日
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