2020年11月30日 公開
(株)フロンヴィルホーム千葉|千葉市美浜区
【業種】 木造住宅施工・販売
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 15億9,100万円内外(2/6期末)
特別情報東京版(H25.3.1、H26.12.17、H28.3.10、H30.12.3)および東京支社情報会(H25.2.19、H27.2.4、H30.8.8他)で既報。11月20付で事業を停止し、事後処理を伊藤 愛彦弁護士(東葉総合法律事務所、千葉市中央区富士見2-3-1 塚本大千葉ビル6階、TEL 043-227-2011)に一任、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は令和2年6月期末時点で15億9,100万円内外。
平成5年2月設立の木造住宅建築・販売業者。高額所得者を対象に、輸入材を用いた欧米風高級注文住宅に特化して事業を展開。千葉市内にモデルハウスを開設し、1棟あたり7,000万円から2億5,000万円(平均単価8,000万円)の高級輸入住宅を販売し、リフォーム工事も手がけていた。ピークを迎える平成20年6月期売上高は20億4,900万円内外を計上した。
しかし、リーマン・ショック以降は景気後退の影響を受けて受注が漸減。平成21年6月期売上高は14億4,700万円内外まで落ち込み、最終欠損を計上した。その後、立て直しを図るべく、平成22年8月に横浜市内にモデルハウスを開設して営業範囲を広げ、リフォーム工事にも注力。一時的に業績は回復するも東日本大震災後の受注は再び減少する中、人手不足に伴う人件費の高騰と、輸入資材の価格上昇をカバーできず、資金繰りは悪化をたどった。
以降の経営は厳しさを増し、平成25年ごろからは断続的に仕入れ先への支払い遅延が発生していた。その後も業績悪化は進行し、信用不安も拡大する中、平成30年6月期売上高は3億1,400万円内外まで後退し、連続欠損を計上した。また、施主とのトラブルも発生し、回収遅延が生じて資金繰りはひっ迫。外注業者の確保が困難となってモデルハウスも閉鎖したが、令和2年6月期売上高は1億5,900万円内外まで落ち込み、支えきれずに事業継続を断念した。
業種 | 木造住宅施工・販売 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 千葉市美浜区中瀬2-6-1 ワールドビジネスガーデンマリブイースト17階 |
設立 | 平成5年2月 |
創業 | 平成5年2月 |
従業員 | 17名 |
代表者 | 田澤 剛一 |
資本金 | 4,000万円 |
年商 | 1億5,900万円内外(2/6) |
負債総額 | 15億9,100万円内外(2/6期末) |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2014年12月17日
2016年3月10日
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