2020年10月13日 公開
橋本電設(株)|相模原市中央区
【業種】 電気工事
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 11億円内外
特別情報東京版(H31.4.22、R2.9.23)および東京支社月例・夏期情報会(R1.5.23、R1.8.9、R2.9.17)で既報。10月13日までに事業を停止し、事後処理を朝田 規与至弁護士(シティユーワ法律事務所、東京都千代田区丸の内2-2-2 丸の内三井ビル7階、TEL 03-6212-5500)に一任、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は11億円内外(うち金融債務は8億円内外)が見込まれている。
平成17年1月に創業し、平成19年8月に法人化した電気設備工事業者。個人創業時からLAN構築などの通信設備工事を手掛けていたが、改組後は太陽光発電システムの販売と設置工事も展開。平成23年ごろからは自社で発電所用地を取得し、太陽光発電設備の施工までを対応して業容を拡大した。ピークを迎える令和2年5月期売上高は21億4,100万円内外を計上した。
その一方で太陽光発電システム販売は設備と権利のみの扱いで、土地は同社名義で残すビジネスモデルの需要は漸減をたどり、リスク負担が増加。売電価格の引き下げに伴う利益率低下に歯止めが利かず、平成28年10月には取引先が本社土地に仮差押登記を設定(平成30年9月に抹消)するなど資金繰りに変調が生じていた。近年は一般電気設備工事の比率を高めて、立て直しを図るも、経理体制の不備による支払いトラブルの発生や、数年間にわたる仕入れ先への支払い遅延、ノンバンクからの資金調達など財務面の話題が散発。業界内で低下した信用の回復に努めていたが、令和2年5月期に680万円内外の営業損失を計上後は金融機関の支援も困難となり、支えきれずに今回の事態となった。
業種 | 電気工事 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 相模原市中央区弥栄1-1-13 |
設立 | 平成19年8月 |
創業 | 平成17年1月 |
従業員 | 23名 |
代表者 | 橋本 雄吾 |
資本金 | 3,000万円 |
年商 | 21億4,100万円内外(2/5) |
負債総額 | 11億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
20203年9月23日
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