2020年10月8日 公開
(株)ビーユー電研|札幌市豊平区
【業種】 システムソフト受託開発
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 15億5,000万円内外
特別情報東京版(H26.6.20)で既報。10月7日付で札幌地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は中島 正博弁護士(中島綜合法律事務所、札幌市中央区2条西9-1-2 サンケン札幌ビル4階、TEL 011-211-0090)が選任された。負債総額は15億5,000万円内外が見込まれている。財産状況報告集会の期日は令和3年2月3日午前10時30分。
昭和59年9月設立のシステムソフト受託開発業者。パチンコ店向けのホールシステム開発や周辺機器の設置、メンテナンスなどを中心に事業を展開。パチンコ店の玉やメダルの補給システムと、ホールのコンピューター関係、景品POSシステム、監視カメラなど、店舗運営に係るシステム開発の他、店舗内のパチンコ台やパチスロ台の設置や取り外しなども手掛けていた。ピークを迎える平成14年8月期売上高は21億6,800万円内外を計上した。
東北や関東地区に営業所を出店して業容拡大に努める一方、金融機関からの借入金が重くのし掛かり、余裕を欠く経営が続く中、平成26年には手形に関する話題が聞かれるまで財務面のぜい弱化は進行していた。その後は取引先からの支援を受けながら業容を維持してきたが、出玉規制などの制約が厳しさを増し、令和元年8月期売上高は3億9,400万円内外まで大きく後退した。
こうした中、今年に入ると新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令によって店舗は休業を余儀なくされて資金繰りが悪化。支えきれずに今回の事態となった。
業種 | システムソフト受託開発 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 札幌市豊平区福住2条9-14-30 |
設立 | 昭和59年9月 |
創業 | 昭和50年1月 |
従業員 | 15名 |
代表者 | 塩川 秀樹 |
資本金 | 3,000万円 |
年商 | 3億9,400万円内外(1/8) |
負債総額 | 15億5,000万円内外 |