2020年10月8日 公開
(株)ホテルニューツカモト|東京都中央区
【業種】 元ホテル経営
【倒産形態】 特別清算手続開始決定
【負債総額】 13億円内外
9月29日に東京地裁より特別清算手続開始決定を受けた。申立代理人は橋本 公明弁護士(橋本法律事務所、東京都千代田区平河町2-10-10 HAIX平河町6階、TEL 03-3264-4619)。負債総額は13億円内外が見込まれている。
昭和48年5月設立後は休眠状態にあったが、昭和57年12月にホテル運営を目的として現商号に変更後、実質本店を千葉市中央区に移転して昭和58年9月に「ホテルニューツカモト」をオープンした。婚礼や宴会用設備を整えたホテルは、地元客を中心に人気を集めていたが、大手ホテルチェーンの進出や婚礼、宴会などの需要縮小に伴い業績が低迷。事業の見直しを図り、平成14年9月にビジネスホテルへと軸足を移行した。以降はビジネス客と観光客を主眼とした事業を展開しピークを迎える平成28年3月期売上高は3億0,700万円内外を計上していた。
その一方で親会社からの借入金によってまかなう経営を続けてきたが、累損が膨らみ財務面は債務超過が続いていた。近年はインバウンド需要が一段落し、経営は足踏み状態となる中、ホテル不動産を所有する親会社が同社の事業停止と不動産売却の検討を開始した。しかし、今年に入ると新型コロナウイルスの感染拡大によって宿泊客が激減し、支えきれずに6月いっぱいで事業を停止。6月30日の株主総会で解散を決議し、今回の措置となった。
なお、ホテルは別会社が運営を承継し、名称を「ホテルテトラ千葉みなと駅前」に変更して営業を継続中。
※代表の「吉」は、正しくは「つちよし」です。
業種 | 元ホテル経営 |
倒産形態 | 特別清算手続開始決定 |
所在地 | 東京都中央区銀座4-2-15 |
設立 | 昭和48年5月 |
代表者 | 代表清算人 吉永 敏夫※ |
資本金 | 5,000万円 |
年商 | 3億0,700万円内外(28/3) |
負債総額 | 13億円内外 |