2020年10月2日 公開
(株)丸う田代|神奈川県小田原市
【業種】 水産練り製品製造
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 24億2,400万円内外(2/3期末)
特別情報東京版(H26.8.21、H29.9.25、R1.8.1、R2.9.3)で既報。10月2日までに事後処理を弁護士に一任し、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は令和2年3月期末時点で24億2,400万円内外。
明治2年創業、昭和26年1月に法人化した老舗の水産練り製品製造業者。板かまぼこを主力に、ちくわやはんぺんなど多彩な練り製品を製造。かまぼこ一大産地の小田原では御三家の1社に数えられ、仕上がりと味の良さから伊豆・箱根の観光土産品や贈答品として一定の評価を集め、平成13年3月期の売上高は20億4,500万円内外を計上した。
本社併設の本店を基軸に、小田原駅前店、平成30年7月に開店した元箱根港店の各直営店舗の他、駅ビル、百貨店、近隣ホテル、高速道路の店舗など計31店舗の販売網を構築してきた。
しかし、近年の売上高は15億円台で一進一退の推移にとどまり、赤字の慢性化から債務超過に転落していた。平成29年9月に支払い遅延の風評が流布してからは、断続的に決済に関する話題が浮上。令和2年3月期は売上高14億5,200万円内外を計上するも7,200万円内外の最終赤字を計上して5期連続赤字となった。
その後は一部取引先に対して商品の代金先払いを打診するなど資金繰りの変調がささやかれる中、自力再建を断念して、今回の事態となった。なお、本店と小田原駅前店の直営2店舗で10月3日から下旬までの間に「閉店大感謝セール」を行うとしている。
業種 | 水産練り製品製造 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 神奈川県小田原市浜町3-6-13 |
設立 | 昭和26年1月 |
創業 | 明治2年 |
従業員 | 77名 |
代表者 | 田代 勇生 |
資本金 | 1,200万円 |
年商 | 14億5,298万円(2/3) |
負債総額 | 24億2,400万円内外(2/3期末) |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2017年9月25日
2019年8月1日
2020年9月3日
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