2020年7月28日 公開
(株)AIKジャパンコーポレーション|東京都中央区
【業種】 店舗什器・備品卸
【倒産形態】 破産手続開始申立
【負債総額】 24億円内外
特別情報東京版(H30.12.7)および東京支社月例情報会(R2.1.15)で既報。7月27日に東京地裁へ破産手続開始を申し立てた。申立代理人は天田 圭介弁護士(天田綜合法律事務所、東京都港区三田2-7-7 芳和三田綱坂ビル5階、TEL 03-6722-0992)。負債総額は令和元年8月期末時点で24億円内外。
平成27年5月設立の厨房(ちゅうぼう)機器・什(じゅう)器・電気製品卸業者。首都圏エリアでリース会社を経由し、飲食店などに厨房設備やテーブル、椅子、棚などのじゅう器を販売する事業を展開していた。他に冷蔵庫やフライヤー、オーブンなども品ぞろえしていたが、平成29年3月以降は家庭用家電の液晶テレビやモニター、洗濯機などの卸売りにも参入し、家電量販店や一般事業者に営業基盤を確立した。ピークを迎える令和元年8月期売上高は116億7,500万円内外を計上していた。
一方で、7月7日に負債総額32億7,800万円内外を抱え東京地裁より民事再生手続開始決定を受けた飲食店経営(株)虎杖東京(いたどりとうきょう、7月2日付本情報号外既報、法人番号:2010002050528、東京都中央区築地4-14-18 妙泉寺ビル2階、黒瀬 啓介代表、平成14年11月設立)の資産管理も担っていたが、電気製品の卸売り事業において、架空循環取引への関与が発覚。令和元年末ごろには密接取引先の(株)イースター(法人番号:3020001042359、横浜市中区)とFEP(株)(法人番号:9120001110059、大阪市中央区)を含めた複数企業との架空取引が表面化して20億3,000万円内外の不良債権が発生。急速に資金繰りは悪化をたどり、対外的信用は失墜。一部金融機関への返済も滞るなど、厳しい運営を余儀なくされていた。以降は金融機関に返済猶予を要請して立て直しに努めていたが、6月30日に同社の借入金13億円内外の連帯保証をしていた(株)虎杖東京が東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、その後の動向が注目される中、今回の事態となった。
業種 | 店舗什器・備品卸 |
倒産形態 | 破産手続開始申立 |
所在地 | 東京都中央区築地4-10-16 MSビル4階 |
設立 | 平成27年5月 |
創業 | 平成27年5月 |
従業員 | 7名 |
代表者 | 中川 喬介 |
資本金 | 1,000万円 |
年商 | 116億7,500万円内外(1/8) |
負債総額 | 24億円内外 |