2020年6月3日 公開
農事組合法人きのこ屋、他1社|長野県中野市
【業種】 きのこ栽培
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 24億5,700万円内外(2社合計)
同法人と、同法人代表が代表を兼務する(有)武利(法人番号:8100002018056、長野県中野市竹原274、エノキ茸生産・販売、資本金300万円)は、5月25日に長野地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は倉崎 亜希子弁護士(倉崎・小林法律事務所、長野市岡田町166-1 森ビル新館8階-3、TEL 026-213-7455)が選任された。負債総額は同法人が23億8,100万円内外、(有)武利が7,600万円内外、2社合計24億5,700万円内外が見込まれている。財産状況報告集会の期日は8月24日午前10時15分。
平成21年5月設立のきのこ栽培業者。中野市内で地域と連携しながら大型生産施設でエノキ茸の一貫生産を手掛けていた。種菌培養から栽培、パッケージ、出荷までを展開し、新たな栽培方法などを取り入れて生産量を拡大していた。しかし、生産量拡大を進める一方で、エノキ茸の単価下落によって業績は低調に推移。平成29年9月期売上高は6億4,000万円内外を計上していたが、平成30年9月期には5億6,000万円内外まで後退して赤字幅が拡大。その後は、設備投資に向けた負担が重くのし掛かり、資金繰りが悪化したため、平成31年3月に事業を停止し、4月30日に申立代理人の山崎 勝巳弁護士(山崎勝巳法律事務所、長野市緑町1420-11 萩原ビル2階、TEL 026-238-0025)が長野地裁へ破産手続開始を申し立てて今回の措置に至った。なお、同法人の負債金額は長野県内では、今年2番目の大きさとなる。
業種 | きのこ栽培 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 長野県中野市壁田607 |
設立 | 平成21年5月 |
代表者 | 代表理事 武田 茂幸 |
資本金 | 出資総額 5,835万円 |
年商 | 5億6,000万円内外(30/9) |
負債総額 | 24億5,700万円内外(2社合計) |