2020年6月2日 公開
(株)豊田(とよだ)、他1社|東京都豊島区
【業種】 飲食店経営
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 44億円内外(2社合計)
特別情報東京版(H30.6.21)および東京支社夏期情報会(H30.8.8)で既報の同社と、関連会社の益子食品(株)(法人番号:2013301011332、埼玉県戸田市笹目6-7-19、登記上:東京都豊島区北大塚2-6-10、同代表)は、6月1日に事業を停止し、事後処理を石井 健弁護士(東京丸の内法律事務所、東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル225区、TEL 03-3213-1081)他3名へ一任、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は、同社が債権者150名内外に対して30億円内外、益子食品(株)は債権者120名内外に対して14億円内外、2社合計で44億円内外が見込まれている。
昭和24年4月に創業し、昭和39年7月に法人化した飲食店経営業者。都内を中心とした首都圏で、すし店「海鮮処寿し常」と回転ずし「寿しの魚常」などを40店舗内外展開していた。ピークを迎える平成20年6月期の売上高は72億7,200万円内外を計上した。
その後は同業他社との競合を余儀なくされ、ここ数期の売上高は50億円台で漸減をたどる中、店舗出店に向けた有利子負債が重くのし掛かる経営が続いて、令和元年6月期売上高は51億1,500万円内外まで後退した。更に、今年から感染拡大の新型コロナウイルスの影響によって、主力店舗が出店するショッピングセンターなどが休業となったため、急激に資金繰りが悪化し、支えきれずに今回の措置をとった。
関連会社の益子食品(株)は、同社向けの水産物加工とスーパーマーケット向けの惣菜(そうざい)製造を手掛けていたが、同社に連鎖した。
なお、6月1日付で東証1部上場の飲食店経営業者(株)東京一番フーズ(法人番号:4011101033768、東京都新宿区新宿5-6-1 新宿やわらぎビル4階、坂本 大地代表)の連結子会社である(株)寿し常(法人番号:1013301045686、登記上:東京都豊島区北大塚2-6-10、坂本 大地代表、6月1日付で(株)プロジェクトスミレより商号変更予定)が同社の26店舗と従業員を承継して営業を継続するが、他の事業は停止した。
業種 | 飲食店経営 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 東京都豊島区北大塚1-21-14 |
設立 | 昭和39年7月 |
創業 | 昭和24年4月 |
従業員 | 240名 |
代表者 | 豊田 純司 |
資本金 | 1,000万円 |
年商 | 51億1,500万円内外(1/6) |
負債総額 | 44億円内外(2社合計) |