2020年4月30日 公開
(株)萬松|東京都新宿区
【業種】 自動車用樹脂部品加工、塗料卸
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 21億2,600万円内外
特別情報東京版(H24.11.8)で既報。4月28日に東京地裁へ破産手続開始を申し立て、同日同地裁より破産手続開始決定を受けた。申立代理人は多比羅 誠弁護士(ひいらぎ総合法律事務所、東京都港区西新橋1-6-13 柏屋ビル3階、TEL 03-6205-7655)他2名。破産管財人は南 賢一弁護士(西村あさひ法律事務所、東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー、TEL 03-6250-6200)が選任された。負債総額は債権者194名内外に対し21億2,600万円内外が見込まれている。
昭和33年2月に創業し、昭和35年3月に法人化した自動車部品製造業者。フェノール樹脂とプラスチック製品の成形加工を中心に事業を展開。自動車の灰皿ケースや小物入れ、カップホルダー、エアバッグ、カードキーなどの内外装品を取り扱い、他には塗料や溶剤、塗装設備の販売も手がけていた。ピークを迎える平成20年4月期売上高は50億円強を計上していた。
その後は自動車業界全体の販売不振に伴い業績は低迷。平成6年設立の子会社への設備投資が重くのし掛かる中、主力取引先の海外生産シフトなどによって財務面のぜい弱化も進行。更に、主力供給先の大手自動車メーカーの販売台数の低下によって受注量は減少をたどり、平成31年4月期売上高は28億3,500万円内外まで後退した。
以降は、新型コロナウイルスの影響によって自動車メーカー各社が減産体制に入り、今年3月から国内工場の操業停止に踏み切ったため、売り上げが大きく落ち込み、支えきれずに今回の事態となった。
業種 | 自動車用樹脂部品加工、塗料卸 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 東京都新宿区高田馬場3-8-5 |
設立 | 昭和35年3月 |
創業 | 昭和33年2月 |
従業員 | 143名 |
代表者 | 松下 博 |
資本金 | 1,000万円 |
年商 | 28億3,500万円内外(31/4) |
負債総額 | 21億2,600万円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2012年11月08日
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